口座開設&NISA

【初心者向け】新NISAとは?|開始はいつから?|内容をわかりやすく解説します!

新NISAって何?どんな制度なの?

こういった疑問をわかりやすく解説します!



結論

新NISA最大のメリットは、1人あたり1,800万円まで税金がかかからず運用でき、この非課税限度額は生涯利用できる!というありがたーい制度です。

新NISA制度の開始は令和6年(2024年)1月から。

 

ほかにもメリットはたくさん!

ポイントごとにおさらいします。



新NISA制度のポイントは主に5つ
  1. 一般NISA(成長投資枠)とつみたてNISA(つみたて投資枠)が同時に使える
  2. 1年間で投資できる最大の金額が最大360万円に拡大
  3. 生涯非課税限度額(生涯で税金がかからない限度額)が最大1,800万円
  4. 非課税保有期間(=税金がかからずに所有できる期間)の無期限化
  5. 制度の恒久化(永久に制度が続く) ※今後はどうなるかな…
  6. まとめ

そもそもNISAとは、株式や投資信託などを売る際の利益に発生する税金が 一定期間 税金がかかることなく運用できる制度のことです。

通常の投資では、株式・投資信託の配当金(分配金)や値上がり益(利益)に対しては、約20%の税金がかかります。

ですが、NISA口座で運用すると、投資で得た利益がまるっと全部いただけちゃうのです。

 

たとえば資産運用で10万円の利益が出たとしたら

一般口座・特定口座の場合 受取 約8万円 税金 約2万円

NISA口座の場合 受取 約10万円

となるわけです。約2万円の差はかなり大きいですよね!

1. 一般NISA(成長投資枠)とつみたてNISA(つみたて投資枠)を同時に使うことができる

いままでのNISA制度は2種類

【一般NISA】1年間で投資できる最大の金額(=年間上限額)が120万円で、消費税がかからず所有できる期間(=非課税保有期間)が5年間

【つみたてNISA】1年間で投資できる最大の金額(=年間上限額)が40万円で、消費税がかからず所有できる期間(=非課税保有期間)が20年間

2種類の枠のどちらかを選ぶ方式でした。

2024年1月からの新NISA制度では、一般NISAは「成長投資枠」、つみたてNISAは「つみたて投資枠」とそれぞれ名称を変え、同時に使うことができるようになります。




2. 1年間で投資できる最大の金額が最大360万円に拡大

現在進行中のNISA制度での1年間で投資できる最大の金額(年間投資上限額)は、

一般NISAを選んだ場合は120万円、つみたてNISAを選んだ場合は40万円

でしたが、新NISA制度では360万円と大幅に拡大します。

より詳しく内容を項目別に分けると、

現在進行中の一般NISAに当たる成長投資枠が年間240万円(今までの2倍)、つみたてNISAに当たるつみたて投資枠が年間120万円(今までの3倍)です。

それぞれ投資枠が大幅に増えており、注目されている理由のひとつです。

現在進行中のNISA制度でつみたてNISAを利用している方は、毎月およそ33,333円を積み立てると1年間で投資できる最大の金額(=年間上限投資額)である40万円を使える計算です。

40万円÷12ヶ月(1年間)=約33,333円(←毎月積み立てられる上限額)

それが新NISA制度では、毎月最大10万円まで積み立てることができます。

10万円×12ヶ月(1年間)=120万円(←1年間で投資できる最大の金額)

3. 生涯で税金がかからない限度額が最大1,800万円

今回の新NISA制度で新しく「生涯非課税限度額」(=生涯で税金がかからない限度額)が買付金額ベース(=注文時に準備しておくべき入金額)で合計1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)に設定されました。また、売却した場合には買付金額(注文時に準備した金額)分の枠が復活します。




年間投資上限額の360万円を毎年使い切ったとすると、5年で生涯非課税限度額に達し(毎年360万円×5年間=最大限度額の1800万円)、6年目以降は投資できなくなります。

しかし、仮に注文時に準備した金額(=買付額)が360万円だったとし、その後540万円まで成長した商品を売却したとします。

すると翌年投資できるのは、売却した時の金額である540万円ではなく、注文時に準備した金額の360万円となります。

4. 非課税保有期間の無期限化

現行NISA制度では、一般NISAで5年間、つみたてNISAで20年間と、非課税保有期間が限られていました。しかし、2024年1月からスタートする新NISA制度では、非課税保有期間が成長投資枠・つみたて投資枠ともに無期限になります。

新NISA制度では保有期間が無期限となるので幅広い活用方法が考えられますね。



5. 制度の恒久化

最後に、ここまで解説してきた制度が恒久化されるというのもポイントのひとつです。

これまで一般NISAは2023年まで、つみたてNISAは2042年まで(新規買付は2023年まで)と期間が定められていましたが、新NISA制度では恒久化されました。

今後はどうなるかわかりませんが、現状は制度が「ずーっと続く」というわけです!

 

6.まとめ

いかがでしたか?

今回は2024年から開始される新NISAについて解説いたしました。

新NISA制度のポイントは主に5つ
  1. 一般NISA(成長投資枠)とつみたてNISA(つみたて投資枠)が同時に使える
  2. 1年間で投資できる最大の金額が最大360万円に拡大
  3. 生涯非課税限度額(生涯で税金がかからない限度額)が最大1,800万円
  4. 非課税保有期間(=税金がかからずに所有できる期間)の無期限化
  5. 制度の恒久化(永久に制度が続く)

この記事を読んで少しでもNISAをやってみよう!と行動してくれる方がいたら幸いです。